宅地建物取引業免許取得の流れを徹底解説!

宅地建物取引業(以下、宅建業)の免許を取得するためには、適切な手順を踏むことが重要です。本記事では、免許取得に必要な具体的な流れを詳しく解説し、スムーズな申請を実現するためのポイントをご紹介します。行政書士事務所のサポートを活用することで、複雑な手続きも効率的に進めることが可能です。

宅地建物取引業免許取得の流れ

(1) 事前準備

宅建業免許取得に向けた最初のステップは、事前準備です。以下の項目を確認しましょう。

  • 事務所の設置:宅建業を営むためには、適切な事務所を準備する必要があります。事務所の条件や設備については、事前に確認しておくことが大切です。
    • 例:専用の事務所スペース、対面可能な応接セット、固定電話の設置などが必要です。
  • 専任の取引士の確保:事務所ごとに、専任の宅地建物取引士を確保します。専任の取引士は、常勤かつ専従である必要があります。

(2) 必要書類の準備

免許申請には、以下の書類が必要です。申請前にチェックリストを作成し、漏れがないように準備しましょう。

(以下は一例です。)

  • 申請書類(所定の様式)
  • 事務所の平面図
  • 営業保証金の供託証明書または保証協会加入証明書
  • 専任の取引士の資格証明書
  • 法人の場合:役員の履歴書、登記簿謄本、定款など
  • 個人の場合:住民票や納税証明書

(3) 申請書の提出

申請書類が揃ったら、所管の都道府県知事または国土交通大臣に提出します。

  • 提出先
    • 知事免許:事務所所在地を管轄する都道府県知事に提出。
    • 大臣免許:各地方整備局等に申請。
  • 手数料:申請時に以下の手数料を支払います。
    • 都道府県知事免許:33,000円(新規)
    • 国土交通大臣免許:90,000円(新規)

(4) 審査と免許交付

  • 審査期間
    • 都道府県知事免許:約30日~60日(補正期間を含む)
    • 国土交通大臣免許:約100日
  • 審査内容:補正が必要な場合は、速やかに対応する必要があります。
  • 免許通知:審査が通れば、宅建業の免許通知が事務所に送付されます。

(5) 営業保証金の供託または保証協会への加入

取引の安全性を確保するため、以下のいずれかを選択します。

  • 営業保証金の供託
    • 主たる事務所:1,000万円
    • 支店:1箇所につき500万円
    • 供託先:主たる事務所の所在地を管轄する法務局。
  • 保証協会への加入
    • 主たる事務所:60万円
    • 支店:1箇所につき30万円
    • 加入手続き:不動産保証協会または全国宅地建物取引業保証協会に申請。

営業保証金を供託した場合は、営業保証金供託済届出書を、保証協会へ加入した場合は、弁済業務保証金分担金納付書と通知はがきを持参し、免許証を受取ることになります。

(6) 開業準備と営業開始

免許交付後、営業を開始するための最終準備を行います。

  • 標識の掲示:事務所内の見やすい場所に業者票、報酬額表を掲示します。
  • 証明書の携帯:従業員へ従業者であることを証する証明書を携帯させる必要があります。
  • 帳簿の義務付け:事務所ごとに帳簿を備付け、記載を行わなければなりません。

専門家のサポートでスムーズな免許取得を!

宅建業免許の取得には、複雑な手続きが伴います。アクティオパートナーズ行政書士事務所では、以下のサービスを提供しています。

  • 書類作成と提出:正確な書類作成と申請代行。
  • 保証金や保証協会加入のサポート:必要な手続きの案内とサポート。
  • 事務所の条件確認:要件を満たす事務所の選定に関するアドバイス。

お気軽にご相談ください。スムーズな免許取得を全力でサポートいたします!